台湾映画「まごころを両手に」のあらすじ
台北発メトロシリーズ(新北投駅)
まごころを両手に(日本語タイトル)
五星級魚干女(中国語タイトル)
台湾映画「まごころを両手に」の簡単なあらすじです。
台湾の温泉地で有名な北投。そこの老舗温泉旅館の物語。旅館は経営難でした。そんなときに切り盛りする祖母が怪我で入院。孫娘が旅館の立て直しをすることになります。一人ではどうにもこうにもできないところにアメリカ人の住み込みお手伝いさんが来ることになる展開。祖母は昔日本人バイオリニストと恋をしていました。
台湾映画「まごころを両手に」の感想
台湾映画「まごころを両手に」の感想は「語学マニアにおすすめ」ということ。映画の中では常に4カ国語が入り乱れます。
台湾語
中国語
英語
日本語
これはそれぞれが1つもしくは2つしか話せない設定になっているからです。
祖母:台湾語、日本語、聞くのは中国語もOK
孫娘:台湾語、中国語、少し英語
アメリカ人:英語、少し中国語
日本人バイオリニスト:日本語
旅館スタッフ:台湾語、聞くのは中国語もOK
映画は台湾語を中心に展開していきます。最初に「これは中国語じゃないな」と思い聞いていたら閩南語(台湾語)でした。おばあちゃんは日本語ペラペラです。昔日本人と恋していました。
主人公の孫娘はアメリカに留学したいと思っています。英語は勉強中です。そこへこの旅館で住み込みで働きたいというアメリカ人の若者がやってきます。奇抜な設定にみえますが台湾でこんな人に会ったことがあります。働く人も雇う人も気軽なんですよね。このアメリカ人は大学で中国語を勉強したと言って標準的な中国語を話します。
日本では日本人は日本語だけです。
日本=日本人=日本語
この方程式が当たり前ですよね。台湾ではこれが複数で混ざり合います。日本ではなかなか味わえないこの感覚をこの映画で味わえますよ。
台湾=台湾人=多言語
内容もコメディータッチで飽きることなく笑いながらそして感動しながら進んでいきます。
台湾映画「まごころを両手に」は新北投が舞台
以前、MRTの北投駅から新北投駅まで歩いたことがあります。温泉地なんですよね。温泉宿がたくさんありました。硫黄の匂いもぷんぷんしていました。
台湾映画「まごころを両手に」には新北投の駅が出てきます。行ったことがある人はこの風景も楽しめますよ。
北投は図書館も有名です。美しい木造建築です。映画の中にも少し映っていました。